「ac3filter64.ax」によるエクスプローラの強制終了問題を解決する
windows標準のファイル管理ソフト、explorerが時々落ちる、という現象にしばらく悩まされていました。
この現象は一般的にも珍しいものではなく、悩んでいる方や解決方法の記事がネット上で散見されます。
しかし私の経験した状況に当てはまるものは見られず、同じ現象に困っている方がいるかもしれませんので一応の解決方法を書いておきたいと思います。
Windows7上でフォルダを操作したりファイルを閲覧していると突然Explorerが動作を停止することがあります。
そのままメッセージに従っていればExplorerは再度起動して何事もなかったように動作するのですが、実は弊害もあります。
タスクトレイアイコンの一部が消えてしまうのです。もう一度表示するためにはWindowsから一旦ログアウトせざるを得ず、頻繁にトレイアイコンを使用する私としては、非常に困るのです。
さて、Explorerが落ちる原因を突き止めるために、まずコントロールパネルの「管理ツール」内にある「イベントビューア」を起動し、「Windowsログ」「アプリケーション」とたどります。
すると「レベル」「日付と時刻」などというペイン(項目)が出てきます。
この「レベル」には通常「情報」という項目が出ており、Windowsが処理した様々な内容が記録されています。
その中で「エラー」という表示が出ているところを見つけクリックすると、エラーの詳細がわかります。
こうしてExplorerが強制終了してしまった時のログを探し出します。
私の場合、「ac3filter64.ax」が原因で強制終了されてしまっていることがわかりました。
ac3filter64.axは音声コーデックですので、なぜExplorerと紐付いているのかちょっと謎です。インストールしているExplorer拡張ソフトと関係あるのかもしれません。
ac3filterは通常の環境では必要ありませんが、私の環境ではこれがないと音声の出ない動画があるため必須です。アンインストールするわけにはいきません。
そこで、ac3filterの設定を変更をしてみることにしました。
Program files(x86) →AC3Filter→x64とフォルダをたどり、ac3config.exeを起動し、「システム」タブを選択します。
そこで「AC3Filterの使用」をPCMのみに、フィルターのメリット値を「他のデコーダを優先する」に変更し、OKを押して完了です。
こうすることで、Explorerの動作停止問題は現在の所起きなくなりました。動画視聴も問題ありません。
かなりマイナートラブルな部類に入るかと思いますが、同じ症状が出ている方は試してみるといいかもしれません。